2024年12月の中古木造一戸建て住宅価格動向
株式会社東京カンテイは1月9日、2024年12月の「主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移」を発表した。
首都圏は上昇基調続くも千葉県は下落
12月の首都圏中古一戸建て住宅価格は、前月比0.4%増の4,052万円と上昇を続けている。首都圏全体では上昇基調が続く中、千葉県のみが下落した。ただし、前年同月比では全都県でプラスとなっている。
東京都は前月比2.5%増の6,258万円と3か月ぶりの上昇となり、前年同月比もプラスに転じた。東京23区は下落したものの、都下の上昇が東京都全体を押し上げる結果となった。
神奈川県は前月比0.8%増の4,409万円と、5か月連続の上昇。特に鎌倉市では複数の高額物件の取り引きが見られた。
千葉県は前月比3.9%減の2,839万円と5か月ぶりの下落。ただし、前年同月比ではプラスを維持している。埼玉県は前月比1.2%増の2,842万円と、上昇に転じた。
近畿圏は2か月連続上昇するも大阪府は反転下落
近畿圏の平均価格は、前月比0.6%増の2,895万円となり、2か月連続で上昇した。
主要府県では、大阪府が前月比3.0%減の3,081万円と下落に転じたが、3,000万円台は維持。大阪市・堺市を除く地域の価格低下が要因となっている。
兵庫県は築年数が1年近く経過したにもかかわらず、前月比3.2%増の2,877万円と再び上昇。一方、京都府は前月比0.8%減の3,740万円となり下落に転じた。
中部圏は愛知県・名古屋市の下落で全体的に下落傾向
愛知県は前月比0.6%減の3,023万円と下落が続き、名古屋市の下落の影響で前年同月比もマイナスに転じた。
中部圏全体も前月比0.3%減の2,571万円と、下落傾向が続いている。
(画像はプレスリリースより)
株式会社東京カンテイのプレスリリース
https://www.kantei.ne.jp/report/single_family/1422