エリア別の平均価格として算出
株式会社東京カンテイは、2025年2月6日、同年1月の新築一戸建て平均価格を発表した。
ここでの「価格」は、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす木造新築物件の価格を全国で集計した上で、エリア別の平均価格として算出されたもの。同社はこの「価格」を毎月発表している。
前年同月比がプラス7.7%に達した東京都
今回の発表によると、2025年1月の首都圏における新築一戸建ての平均価格は前月比プラス2.2%の4720万円となった。同月の首都圏では、東京都がプラス3.3%で4ヵ月連続上昇を果たし、前年同月比もプラス7.7%の水準に到達。埼玉県と神奈川県も上昇を示したことで、圏全体としても4ヵ月連続上昇を達成している。
近畿圏の平均価格は、前月比マイナス1.1%の3613万円となった。同圏では、大阪府がマイナス0.2%、兵庫県もマイナス0.7%、京都府はマイナス6.6%と、いずれも下落をマーク。圏全体としても前月比で連続下落する結果となり、前年同月比でもマイナスに転じている。
中部圏、3ヵ月連続上昇を果たす
2025年1月の中部圏における新築一戸建ての平均価格は、前月比プラス3.1%の3539万円となり、3ヵ月連続上昇を果たした。愛知県もプラス5.1%で3ヵ月連続の上昇をマークしたが、同社は戸数が前年同月比で大きく減少したことも指摘している。
宮城県は、前月比マイナス3.6%の3546万円と大きく下落したが、前年同月比ではプラスを維持。一方、福岡県は前月比プラス1.3%の3710万円で上昇へ転じたが、前年9月の水準には到達していない。
(画像はプレスリリースより)
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主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 1月 - 株式会社東京カンテイ
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