最新の分譲マンション賃料、首都圏は上昇傾向！ 近畿圏は下落続く

株式会社東京カンテイは2月13日、2025年1月の「三大都市圏・主要都市別／分譲マンション賃料月別推移」を発表した。

同社に登録された分譲マンションの月額募集賃料を集計し、平米単価に換算したうえで推移を示したレポートである。

1月の首都圏における分譲マンション賃料は、埼玉県を除く全域で強含んだ影響を受け、前月比0.4％上昇の3,579円となった。小幅ながら上昇基調が継続している。

都県別にみると、東京都は築古物件の減少に伴い平均築年数が若返ったこともあり、同1.0％上昇の4,188円。前月に続きプラスを維持し、上昇率も拡大した。

神奈川県は同0.5％上昇の2,698円となり、8か月ぶりにプラスへ転じた。

千葉県は同1.0％上昇の2,067円で、3か月連続の上昇となった。

一方、埼玉県では同0.4％下落し2,177円。小幅ながら4か月連続で下落し、正味トレンドもやや弱含んでいる。

近畿圏では主要エリアの軟調な動きが続き、前月比0.2％下落の2,309円。わずかではあるが、4か月連続の下落となった。

大阪府は同0.6％下落の2,667円と2か月連続の下落。昨年12月の水準をやや下回った。

兵庫県は同0.3％下落の1,815円。わずかながら下落傾向が続くものの、正味トレンドは依然として堅調である。

中部圏では前月比0.6％上昇の2,046円。

愛知県は同1.3％上昇の2,106円となり、引き続きプラスを示したものの、上昇率はやや縮小した。

全体として、中部圏の正味トレンドは安定して推移している。

（画像はプレスリリースより）




株式会社東京カンテイのプレスリリース
https://www.kantei.ne.jp/report/T202501.pdf