70平米に換算した平均価格の推移を考察
株式会社東京カンテイは、2025年1月23日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移』の2024年12月版を発表した。
このリリースは、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格を行政区単位に集計し、70平米に換算した平均価格の推移を考察するというもの。同社はこのリリースを毎月発表している。
5ヵ月連続上昇を果たした首都圏
今回の発表によると、2024年12月の首都圏における中古マンションの70平米価格は、5065万円となった。前月比ではプラス2.0%となり、5ヵ月連続上昇を果たしている。
都県別に見ると、東京都ではプラス1.9%の7475万円をマークし、8ヵ月連続上昇を達成。神奈川県もプラス1.2%の3714万円、埼玉県もプラス1.0%の2931万円となり、続伸に加えて上昇率そのものも拡大している。一方で千葉県は、マイナス0.3%の2708万円で2ヵ月ぶりに下落した。
同社は首都圏の上昇傾向について、千葉県以外の強含みや東京都の事例シェア拡大などが影響したと考察している。
持ち直した近畿圏と中部圏
2024年12月の近畿圏における中古マンションの70平米価格は、2952万円となった。同圏では、主要エリアの大阪府と兵庫県が大幅な上昇を達成し、特に大阪府はプラス4.0%で直近の最高値を更新。圏全体としても2ヵ月ぶりに上昇を果たした。
中部圏、前月比プラス3.4%の2264万円をマーク。愛知県もプラス3.7%の2391万円となり、共に築浅事例の増加による持ち直しを示している。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移 12月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/c202412.pdf