平均価格を算出してその推移を考察
株式会社東京カンテイは、2025年2月6日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の同年1月版を発表した。
このリリースは、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす中古木造物件の価格を全国で集計し、エリア別の平均価格を算出してその推移を考察するというもの。同社はこのリリースを毎月発表している。
首都圏、3ヵ月連続上昇と上昇率拡大を達成
今回の発表によると、2025年1月の首都圏における中古一戸建て住宅の平均価格は、前月比プラス2.0%の4135万円となった。同圏では、主要エリアである東京都がプラス4.4%と大きく上昇し、神奈川県と埼玉県も連続上昇をマーク。圏全体で見ると築年数が小幅に進んだものの、3ヵ月連続上昇と上昇率拡大を達成している。
近畿圏は、前月比プラス2.6%の2971万円となった。同圏では、大阪府がプラス9.3%と大幅に上昇し、同社が2014年4月に集計を開始して以降で最も高い価格をマーク。兵庫県も連続上昇、京都府は反転上昇を示し、圏全体としても3ヵ月連続上昇を果たしている。
中部圏、3ヵ月ぶりに上昇
2025年1月の中部圏における中古一戸建て住宅の平均価格は、前月比プラス3.0%の2648万円となった。主要エリアの愛知県も、平均土地・建物面積の拡大や築年数も若返りによりプラス3.1%の上昇を達成。圏全体としても3ヵ月ぶりに上昇している。
宮城県は、前月比プラス7.5%の2825万円で大きく上昇し、前年同月比はプラス13.9%にまで達した。福岡県も、前月比9.4%の2587万円と大幅な上昇を果たし、大きく下落した前月から価格を持ち直している。
(画像はプレスリリースより)

主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 1月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatecyuko202501.pdf