中古マンション相場価格の最新レポートを発表
東京カンテイは3月3日、「中古マンション相場価格に関する調査レポート(2024年下半期)」を発表した。
築10年前後・最寄駅から徒歩15分以内・中古流通事例数3件以上または総戸数の2%以上の物件を対象に調査したデータを、東京カンテイ独自の分析手法にて「4階・中住戸・南向き」に補正した値を相場価格として算出したレポートである。
首都圏の相場価格、前期比9.0%上昇
2024年下半期(7月~12月)の首都圏中古マンション相場価格は、前期比9.0%上昇の396.9万円/坪となった。24期連続での上昇となり、依然として堅調な推移を見せている。
東京都は474万円/坪(上昇率10%台)、神奈川県は283万円/坪(上昇率5%台)と、2期連続で高水準を維持した。
一方、埼玉県は233.3万円/坪(前期比3.1%上昇)、千葉県は216.9万円/坪(前期比2.2%上昇)と緩やかな上昇にとどまった。特に埼玉県は前期から上昇率が約4ポイント縮小している。
東京23区、相場は500万円超えに
東京23区の中古マンション相場は、505.6万円/坪(前期比11.6%上昇)と大幅に上昇した。二桁プラスの行政区は4区から7区に増加し、都心部を中心に価格上昇が加速している。
エリア別では、都心部が750万円/坪(前期比15.5%増)と上昇率が突出している。これに対し、城南・城西エリアは465.6万円/坪(前期比7.8%上昇)、城北・城東エリアは344.5万円/坪(前期比5.6%上昇)となり、依然として都心との価格差は大きい。
横浜市は堅調、千葉市は下落へ
周辺3県の政令指定都市の動向をみると、横浜市は7.1%上昇と堅調な伸びを見せた。一方、千葉市は0.9%下落し、2期ぶりのマイナスに転じた。
(画像はプレスリリースより)

株式会社東京カンテイのプレスリリース
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