中古マンションの70平米平均価格を発表
株式会社東京カンテイは2月20日、2025年1月の「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移」を発表した。
このレポートは、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格を行政区単位で集計し、70平米に換算した平均価格の推移を示したものである。
首都圏の中古マンション価格、埼玉は下落傾向続く
発表によると、1月の首都圏における中古マンションの70平米価格は、前月比2.3%上昇の5,184万円となり、6か月連続で上昇した。
都県別では、東京都が前月比3.2%上昇の7,712万円となり、9か月連続で上昇。前年同月比では20%台の大幅な上昇を記録した。
神奈川県は前月比2.0%上昇の3,790万円と上昇傾向が続いている。千葉県は前月比0.1%上昇の2,710万円と、わずかながら強含みにとどまった。
一方、埼玉県は前月比0.2%下落の2,924万円となり、前年同月比では1.4%下落。2023年11月以降、前年同月を下回る状況が続いている。
近畿圏はわずかに下落、大阪府は上昇幅縮小
近畿圏の平均価格は前月比0.1%下落の2,950万円となった。大阪エリアの価格水準が高い事例のシェア縮小が影響し、2か月ぶりに下落へ転じた。
大阪府では前月比0.8%上昇の3,305万円となり、引き続きプラスを示したものの、上昇率は大幅に縮小した。
一方、兵庫県は前月比0.1%下落の2,454万円とわずかながら2か月ぶりに下落し、前年同月を下回る状況が続いている。
中部圏と愛知県は続伸するも上昇率は縮小
中部圏は前月比0.5%上昇の2,276万円、愛知県も同じく前月比0.5%上昇の2,403万円と、ともに続伸した。しかし、上昇率自体は縮小している。愛知県の前年同月比は1.3%のプラスとなり、3か月ぶりに前年同月を上回った。
(画像はプレスリリースより)

株式会社東京カンテイのプレスリリース
https://www.kantei.ne.jp/report/c202501.pdf