東京23区が首都圏全体の賃料上昇を牽引
株式会社LIFULが運営する情報サイト「LIFULL HOME'S PRESS(ライフルホームズプレス)」は2月21日、2025年1月版の「LIFULL HOME'Sマーケットレポート」を公開した。
レポートによると、首都圏の賃貸物件市場は堅調な需要を背景に、掲載賃料の上昇傾向が続いている。
シングル向き物件では、8か月ぶりに2か月連続の賃料上昇を記録した。ファミリー向き物件でも、2か月連続で前月比1%以上の上昇が確認され、上昇トレンドがより鮮明になっている。
なかでも東京23区における賃料上昇の動きは顕著である。シングル向き物件は前年同月比11.5%増の10万6,174円、ファミリー向き物件は同13.1%増の22万2,603円となり、いずれも過去最高水準を更新した。
賃料水準と消費者需要のかい離が拡大
掲載賃料の上昇に対して、消費者の需要を示す「反響物件」の平均賃料の上昇幅は緩やかだ。
東京23区においてもシングル向きが93,615円(前年同月比4.9%増)、ファミリー向きが174,216円(同2.1%増)となり、掲載賃料の上昇に比べて小幅な上昇にとどまった。
市場に供給される賃貸物件の賃料水準と、消費者の需要を示す賃料水準とのかい離が拡大している。
(画像はプレスリリースより)

株式会社LIFULLのプレスリリース
https://lifull.com/news/41169/