2024年8月の新築木造一戸建て住宅平均価格、首都圏は下落

株式会社東京カンテイは、2024年9月9日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別／新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の同年8月版を発表した。

このリリースは、「敷地面積が100～300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす新築木造物件の価格を集計し、エリア別に平均値を算出するというもの。同社はこのリリースを毎月発表している。

今回の発表によると、2024年8月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、前月比マイナス1.5％の4611万円となった。同圏では、東京都がマイナス2.3％の5683万円で下落へ転じたことが、全体に影響。神奈川県や千葉県が前月比で連続上昇を果たしたものの、首都圏としては反転下落を示すに至っている。

近畿圏の平均価格は、前月比プラス0.8％の3742万円となった。同圏では、主要府県の大阪府がプラス2.6％、兵庫県がプラス4.8％で共に反転上昇を果たし、特に兵庫県は前年同月比についてもプラスをマーク。京都府は下落へ転じたが、圏全体としては連続上昇を達成している。

中部圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、前月比マイナス2.8％の3395万円となった。主要県である愛知県も、マイナス1.4％の3641万円をマーク。共に下落へ転じたが、前年同月比ではいずれもプラスを維持している。

宮城県は、前月比2.5％の3561万円で連続上昇を達成し、前年同月比もプラスに反転。福岡県は、前月比プラス2.2％の3737万円で連続上昇を果たした。

（画像はプレスリリースより）




主要都市圏・主要都市別／新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 8月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku202408.pdf