4地区の地価が3~6%上昇
国土交通省は8月30日、主要都市の高度利用地など80地区の地価を調査した「2024年第2四半期地価LOOKレポート」を公表した。
地価は第1四半期に続き、住宅地及び商業地の全地区において上昇している。
地価の上昇や下落を示す変動率区分別に見ると、「上昇(3~6%)」が4地区、「上昇(0~3%)」が76地区となっている。
住宅地は9期連続の上昇
住宅地では、9期連続で22地区全てにおいて上昇し、変動率区分が「上昇(3~6%)」から「上昇(0~3%)」に移行した地区が1地区あったが、その他の地区では変動率区分に変化はみられなかった。
上昇傾向が継続している要因としては、利便性や住環境の優れた地区におけるマンション需要が引き続き堅調に推移したことが挙げられる。
商業地は2期連続の上昇
商業地では、2期連続で58地区全てにおいて上昇となった。変動率区分が「上昇(3~6%)」から「上昇(0~3%)」に移行した地区が1地区あり、その他の地区では変動率区分に変化はなかった。
上昇傾向が継続している要因としては、各地での再開発事業の伸展や国内外からの観光客の増加による、店舗需要の回復が挙げられる。さらに、オフィス需要も底堅く推移したことも好材料となった。
(画像はプレスリリースより)
国土交通省のプレスリリース
https://www.mlit.go.jp/