エリア別に平均価格を算出し、推移を考察
株式会社東京カンテイは、2024年10月10日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の同年9月版を発表した。
このリリースは、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす木造物件の価格を全国で集計し、エリア別に平均価格を算出した上でその推移を考察するというもの。同社はこのリリースを毎月発表している。
東京都/神奈川県/千葉県が下落
今回の発表によると、2024年9月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、前月比マイナス2.6%の4493万円となった。同圏では、東京都/神奈川県/千葉県がいずれも下落しており、特に東京都は前年同月比についても下落。圏全体でも下落が続く結果を示している。
近畿圏の新築一戸建て住宅平均価格は、前月比マイナス1.1%の3699万円となった。同圏では、主要3府県である大阪府/兵庫県/京都府の全てが下落し、特に京都府は3.9%もの下落をマーク。前年同月比ではプラスを維持したものの、前月比では下落に転じている。
中部圏は、前月比プラス1.3%をマーク
2024年9月の中部圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、前月比プラス1.3%の3438万円をマーク。主要県である愛知県は連続下落を示したが、同県以外の3県が軒並み上昇したことで圏全体として反転上昇を達成した。
宮城県は、前月比マイナス0.9%の3530万円で下落に転じたが、前年同月比ではプラスの水準を維持。福岡県は前月比マイナス0.1%の3733万円と反転下落を示し、戸数の減少傾向も拡大している。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 9月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku202409.pdf