2024年10月の中古マンション70平米価格、三大都市圏は全て上昇不動産投資ニュース.com

2024年10月の中古マンション70平米価格、三大都市圏は全て上昇

　2024年11月24日 15:00

算出した平均値の推移を考察

株式会社東京カンテイは、2024年11月21日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別／中古マンション70平米価格月別推移』の同年10月版を発表した。

このリリースは、同社のデータベースに登録された中古マンション（ファミリータイプ）の売り希望価格を行政区単位に集計し、算出した平均値を70平米価格に換算した上でその推移を考察するとというもの。同社はこのリリースを毎月発表している。

東京都だけが上昇した首都圏

今回の発表によると、2024年10月の首都圏における中古マンションの70平米平均価格は、4864万円となった。前月比ではプラス1.1％となり、3ヵ月連続上昇を果たしている。

都県別に見ると、東京都は前月比プラス2.9％の7170万円で6ヵ月連続上昇を達成。一方、埼玉県はマイナス0.9％の2886万円で、前月からの下落が続く結果となった。神奈川県もマイナス0.3％の3644万円、千葉県もマイナス0.6％の2696万円となっている。

同月の首都圏について同社は、全圏域の平均を押し上げた東京都の上昇ぶりに注目。同時に、その影響が都下まで波及していない点も指摘している。

近畿圏、5ヵ月連続で上昇

2024年10月の近畿圏における中古マンションの70平米平均価格は、前月比プラス0.6％の2901万円となった。同圏では、主要エリアである大阪府が7ヵ月連続上昇を果たし、前年同月比もプラス4％台まで拡大。圏全体としても、5ヵ月連続で上昇している。

中部圏は、前月比プラス0.5％の2268万円をマーク。主要エリアの愛知県も、プラス0.5％の2399万円となった。愛知県は、前年同月比についても2023年9月以来のプラスを示している。

（画像はプレスリリースより）