駅エリアの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2024年10月22日、JR高崎線の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同路線における駅エリアの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2024年7月から9月までの3ヵ月間に実施されている。
大宮駅、大幅に下落するも首位の座を維持
今回の発表によると、JR高崎線(大宮駅~高崎駅)において中古マンション価格が最高値を示したのは、185万円の大宮駅だった。同駅エリアは、200万円台に迫る195万円をマークした前年に比べると、大幅に下落。しかし、同路線内においては他の駅を大きく引き離し、首位の座を維持している。
今期の同路線では、宮原駅と上尾駅が連続上昇を達成し、特に上尾駅は上昇幅が9.3%にまで拡大。その一方で桶川駅~北鴻巣駅の各駅エリアは下落に転じ、北本駅と鴻巣駅の下落幅は15%台に達した。今期の同路線では上昇と下落が入り混じる点に、同社は注目。上昇は築浅化が、下落は築古化が、それぞれ要因と考察している。
高崎駅、下落幅が11%台におよぶ
前期に22%もの大幅上昇をマークした高崎駅は、今期は93万円となって下落幅が11%台におよんだ。吹上駅/行田駅/籠原駅/本庄駅については、事例数が50件未満のため個別事例の影響を受けた可能性を同社は指摘している。
なおJR高崎線全線における中古マンションの平均坪単価は、127万円となった。前年と比較して、価格で1万円、比率で1.1%下落している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR高崎線 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1393