駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2024年12月17日、東武野田線・大宮駅~運河駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2024年7月から9月までの3ヵ月間に行われている。
大宮駅、価格が下落するも首位は維持
今回の発表によると、東武野田線の大宮駅~運河駅間において中古マンション価格が最高値となったのは、185万円の大宮駅だった。同駅エリアは今期、事例の築古化により平均築年数が28.8年に伸び、価格も下落。しかし事例数は同路線最多であり、同区間での価格首位も維持している。
岩槻駅は、24%台の大幅上昇を達成。同駅エリアは、築浅事例の増加によって平均築年数が路線平均を下回っており、価格にも好影響が出た形だ。一方、春日部駅は事例数こそ増加傾向にあるが平均坪単価は100万円前後で推移しており、今期は95万円に下落した。
前期に上昇を果たした各駅が下落に転じた
同社は今期の同区間について、前期に上昇を果たした各駅が下落に転じた動きに注目。ただ同時に、下落した駅エリアは事例件数にばらつきがあり、特に少ない大宮公園駅/愛宕駅/運河駅などは個別事例の影響を受けた可能性も示唆している。
なお東武野田線全線(大宮~船橋)における中古マンションの平均坪単価は、135万円だった。1年前に比べると、価格で9万円、比率で5.7%下落している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/東武野田線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1417