駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2024年12月3日、東武東上線・池袋駅~志木駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格を元データとして、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2024年7月から9月までの3ヵ月間に行われている。
上昇幅が7.5%まで拡大した池袋駅
今回の発表によると、東武東上線の池袋駅~志木駅間において中古マンション価格が最高値となったのは、358万円の池袋駅だった。同駅エリアは今期、上昇幅が7.5%まで拡大。平均築年数こそわずかに伸びたが、上昇傾向は続いている。
大幅上昇を遂げた駅として同社は、下板橋駅に注目。同駅エリアは事例の築浅化が進んだことで価格が265万円まで上がり、上昇率は22.1%に達した。また、隣の大山駅も6.4%上昇して266万円、その隣の中板橋も2.9%上昇して214万円をそれぞれマークしている。
ときわ台駅~志木駅間は全て下落
一方で、ときわ台駅~志木駅間では全駅エリアが下落。志木駅は、事例数こそ555件と多いが平均築年数が30年を超えており、下落率は9.4%に達した。やはり事例の築古化が一気に進んだ下赤塚駅は、11.7%もの大幅下落を示している。
なお東武東上線全線(池袋駅~東松山駅)における中古マンションの平均坪単価は、166万円となった。前年と比較して、価格で8万円、比率で4.9%下落している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/東武東上線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1410