価格の上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」
株式会社東京カンテイは、2024年12月26日、同年11月度の『中古マンション価格天気図』を発表した。
この「天気図」は、中古マンション(ファミリータイプ)の流通事例価格を全国で毎月集計し、70平米価格に換算した上でその変動を天気マークで表示したもの。価格の上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」といった形で、表示は行われている。
「天候」の悪化、9から15地域に増加
今回の発表によると、2024年11月における中古マンションの「天候」はやや悪化を示した。「晴」が13から12地域に減少した一方で、「曇」と「雨」は10地域に増加。天候が改善した地域数も10から9地域に微減し、悪化が9から15地域に増加している。
「天候」の元データとなる価格についても、同月は全国47都道府県のほぼ半数で下落。集計対象となる全国520市区町村についても過半数の292都市で価格が下落し、前月よりも大幅に増加している。市別の価格については、福岡市だけが上昇を果たした。
三大都市圏の詳細な動きも公表
元データの価格については、三大都市圏の詳細な動きなども公表された。首都圏は、東京都をはじめとする全都県が上昇し、圏平均では2.1%の上昇をマーク。近畿圏は、京都府以外の中心府県が下落し、圏平均は2.1%下落した。中部圏は、圏平均では3.5%下落し、主要県の愛知県も3.9%下落している。
(画像はプレスリリースより)
2024年11月度 中古マンション価格天気図 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/WR202411.pdf