Z世代の本音から読み解く、賃貸住宅の理想像とは
一般財団法人 住宅改良開発公社は3月24日、住宅改良開発公社、若者世代向けの賃貸住宅を検討しているオーナー向けのガイドブック『賃貸経営者に知ってほしいZ世代が求める賃貸住宅とは?』を無料公開した。
ガイドブックは、全国41市の賃貸住宅に住むZ世代1,500人を対象に実施した調査に基づいて作成されている。調査の実施は、千葉大学大学院国際学術研究院が担った。
3人に1人が「寒さ」に不満
Z世代の不満点として最も多かったのは寒さで、3人に1人が「冬寒い」と回答している。
次いで「隣の音が聞こえる」「収納が狭い」「料理がしにくい」を挙げており、4人に1人がこれらに不満を感じていることも分かった。
若い世代にとっては負担になるであろう「家賃の高さ」よりも「寒さ」が上回っており、断熱性能の向上が課題といえそうだ。
学生に限ってみると、「料理がしにくい」が最も多く挙げられており、「冬寒い」や「家賃が高い」を上回る結果となった。生活スタイルの違いが浮き彫りになっている。
Z世代は料理・入浴・ゲームを重視
調査から、Z世代は自炊をしている人が多いことも分かった。「毎日している」が34.5%、「週2~3回」を含めると約6割が料理をしており、「料理がしにくい」という声とも整合している。
毎日「湯船につかる」人は18.2%で、週2~3回の入浴を含めると約3人に1人が湯船派となっている。
ゲームを毎日する人は全体の4人に1人を占めており、娯楽環境の整備も今後の住宅設計に影響を与えそうだ。
求めるサービスとしては「食事サービス」(12.9%)、「シェアサイクル」(11.6%)が高く、全体的に男性からのニーズが目立った。
半数が持ち家志向、一人暮らしを理想とする声も
「将来は住宅を所有したい」と考える人は約5割にのぼり、持ち家志向は根強い傾向がみられる。
住戸の規模については、4割以上が「10世帯未満」の小規模な集合住宅を希望すると回答している。将来的に「一人暮らしが理想」とする回答も半数近くを占めており、居住形態の多様化がうかがえる。
(画像はプレスリリースより)

一般財団法人 住宅改良開発公社のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000158446.html一般財団法人 住宅改良開発公社のホームページ
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