高騰する家賃 選ばれるのは広さか利便性か?
東京23区の家賃高騰が止まらない。
株式会社LIFULLが運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」の調査によれば、東京23区の賃貸物件の平均賃料は、シングル向きが11万1,000円で前年同月比14.5%増、ファミリー向きが22万8,000円で前年同月比10.9%増と、2桁の上昇を示した。
こうした状況下で住み替えを検討する際、「予算を上げて同面積の物件に住む」か、「予算を据え置いて面積を抑える」かの選択が迫られることになる。実際、消費者はどちらを選択しているのだろうか。
そこでLIFULL HOME'Sは3月25日、東京23区における掲載物件と問い合わせ物件の「面積ギャップが大きい区ランキング」を発表した。
ファミリー向き、最も面積差が大きいのは渋谷区
ファミリー向け賃貸物件において、掲載面積と問い合わせ面積のギャップが最も大きかったのは渋谷区だった。掲載物件と比べて、問い合わせ物件は平均で6.21平方メートル(約3.6畳分)狭く、8.3%の差が生じている。
この傾向は2022年から顕著であり、掲載面積が大きくなる一方で、問い合わせ面積は横ばいで推移している。家賃を押さえても便利な街に住みたいというニーズから、面積を抑える選択をするファミリー層の姿が浮かび上がる。
次いでギャップが大きかったのは港区(5.75平方メートル狭い)、中央区(5.69平方メートル狭い)という結果であった。
シングル向き、中央区が最も大きな面積差
シングル向き賃貸物件において、掲載面積と問い合わせ面積のギャップが最も大きかったのは「中央区」。2024年の問い合わせ物件は、掲載物件より4.97平方メートル(14%)狭かった。両者の面積はかつて拮抗していたが、現在では明確な違いが生じている。
中央区では「晴海」や「勝どき」といった大規模マンションの台頭により、掲載物件の面積が広がっている。一方で、京橋、日本橋、八丁堀といったビジネスエリアへの好アクセスを理由に、狭くても便利な場所に住みたいというニーズが根強いようだ。
以降、面積ギャップが大きい順に、港区(4.87平方メートル狭い)、新宿区(3.56平方メートル狭い)と続く。
調査概要
調査対象:LIFULL HOME'Sに掲載された以下の東京23区内の賃貸物件(マンション、アパート)
期間:2021年2月~2024年12月
シングル向き :ワンルーム、1K、1DK、1LDK、2K
ファミリー向き:2DK、2LDK、3K、3DK、3LDK~
(プレスリリースより)
(画像はプレスリリースより)

株式会社LIFULLのプレスリリース
https://lifull.com/news/41886/