駅ごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2020年11月3日、京王井の頭線と京王新線の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格から、駅ごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2020年6月から8月までの3ヵ月間に実施されている。
2桁の大幅上昇を達成した渋谷駅
京王井の頭線(渋谷駅~吉祥寺駅)全線における中古マンションの平均坪単価は、309万円となった。前年と比較すると、16万円の上昇を果たしている。事例数は前年から329件減った1740件となり、平均築年数は26.1年から27.2年へと伸びた。
同線で今回最高値をマークしたのは、439万円の渋谷駅。同駅エリアは、好調が続いており、特に今期は2桁の大幅上昇を達成して400万円を大きく上回る結果となった。ファミリー向け物件が多く、事例数も400件超で推移している。
同社は、反転上昇により2年前の水準を回復した浜田山駅と高井戸駅に注目。また、吉祥寺駅の堅調ぶりにも注目している。
2万円の下落を示した京王新線
京王新線(新宿駅~笹塚駅)全線における中古マンションの平均坪単価は、280万円となった。前年と比較すると、2万円の下落を示している。
同路線で最高値をマークしたのは、317万円の新宿駅。しかし同駅も、前年よりは僅かに下落した。同路線内で唯一上昇したのは、245万円の幡ヶ谷駅となっている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/京王新線、京王井の頭線 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/804