7~9月期の首都圏中古マンション成約件数9537件
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10月19日、「月例速報 Market Watch サマリーレポート(2020年7~9月期)」を発表した。
レポートによると7~9月期の首都圏における中古マンションの成約件数は、前年同期比1.4%の増の9537件だった。前期の大幅減から再び増加へと転じ、4期振りに前年同期比を上回った。7~9月期としては、1990年5月の東日本レインズ発足以来の最高値を示している。
地域別では「東京都区部」を除く各地域が増加し、神奈川県他は5期振り、「横浜・川崎市」と「埼玉県」、「千葉県」は4期振りにプラスへと転じた。
成約平米単価は同3.6%上昇の55.63万円、成約価格は同5.8%上昇の3656万円と、いずれも上昇。地域別でも成約平米単価はすべてのエリアで上昇し、「東京都区部」は2013年1~3月から31期連続でのプラス。「多摩」は4期連続でプラスとなり、前年同期比で2ケタの大幅上昇を示した。
中古戸建住宅の成約件数も7~9月期では過去最高
7~9月期の首都圏における中古戸建住宅の成約件数は、前年同期比8.5%増の3664件。こちらも中古マンションと同様に、4~6月期の大幅減から再び増加に反転。7~9月期としては1990年5月の東日本レインズ発足以降、最高値を記録した。
成約価格は前年同期比で2.0%上昇し、4~6月期の2ケタ下落から再びプラスへ。地域別では「横浜・川崎市」を除く各地域が上昇し、多摩は2ケタ上昇、東京都区部は5期振りに前年同期を上回った。
(画像は「月例速報 Market Watch サマリーレポート(2020年7~9月期)」より)
月例速報 Market Watch サマリーレポート(2020年7~9月期)- 公益財団法人 東日本不動産流通機構
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_202007-09.pdf