駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2020年11月17日、京王高尾線の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格を元に、同路線における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。「現状価格」の集計は、2020年6月から8月までの3ヵ月間に実施されている。
全線の平均坪単価は79万円
今回の発表によると、京王高尾線全線(北野駅~高尾山口駅)の平均坪単価は79万円となった。前年と比較すると、割合で4.6%、価格で4万円の下落を示している。事例数は前年より26件増えて359件となり、平均築年数が29.2年から30.7年へ伸張。平均専有面積は、67.81平米から69.62平米へと拡大した。
同路線で今回最高値をマークしたのは、100万円の高尾駅。JR中央本線とも接続する同駅は、前年は97万円へ下落したが、今期は反転上昇を果たしている。同じく反転上昇を果たした駅として、同社は75万円のめじろ台駅に注目。同駅エリアは、ファミリー向けが多く築浅事例も増加しており、今期は2桁の大幅上昇を達成した。
下落に歯止めをかけた北野駅
前年の下落が止まった駅として同社は、北野駅に着目。同駅エリアは前年、96万円から92万円への下落を示したが、今期は93万円とな下落に歯止めをかけた。
なお、大幅な下落を示した山田駅について同社は、同駅エリアの事例数が30件未満と少ない点を指摘し、個別事例の影響が大きいと考察。同様に狭間駅の下落についても、個別の築古事例が影響したと分析している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/京王高尾線 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/810