駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2020年11月10日、京王相模原線の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2020年6月から8月までの3ヵ月間に実施されている。
最高値をマークしたのは、190万円の調布駅
今回の発表によると、京王相模原線全線(調布駅~橋本駅)における中古マンションの平均坪単価は、114万円となった。前年と比較すると、4万円の下落を示している。
同路線で最高値をマークしたのは、190万円の調布駅。同駅エリアは今期、前期の下落に歯止めがかかり、反転上昇を果たす結果となった。しかし同社は同駅エリアについて、築浅の割合が少なく、また平均築年数が30年を超えている点も、指摘している。
同社はまた、上昇幅が拡大して117万円をマークした多摩境駅にも着目。同駅エリアの平均築年数は、同路線内で最も築浅の14.3年となっている。
沿線エリアの多くが下落を示した
同社は京王相模原線について、ファミリー向けや大型ファミリー向けが多い路線であると考察すると共に、沿線エリアの多くが今期は下落を示したことを指摘。事例数が300件を超えながらも2桁の大幅下落となった京王多摩センター駅には、特に注目している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/京王相模原線 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/808