条件を満たす新築木造物件を対象として算出
株式会社東京カンテイは、2020年12月7日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の同年11月版を発表した。
同リリースは、「敷地面積が100~300平米」「最寄駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす新築木造物件を対象として平均価格を集計/算出し、その推移を考察するというもの。同社はこのリリースを、毎月発表している。
10月は上昇した首都圏、11月は全面下落
2020年11月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、3675万円となった。前月比ではマイナス2.2%となり、下落へ転じている。
都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス0.9%の4404万円、神奈川県もマイナス2.3%の3877万円をマーク。千葉県もマイナス2.9%の3130万円、さらに埼玉県もマイナス1.7%の3316万円となり、1都3県の全てが下落へ転じる結果となった。
2020年10月には上昇傾向を示した首都圏が、11月は全面下落の様相を呈した点に、同社は注目。分譲戸数が大きく減少傾向となった点も指摘している。
福岡県は、反転上昇を達成
2020年11月の近畿圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、3121万円となった。前月比ではマイナス1.6%となり、3ヵ月連続で下落を示している。
中部圏は、前月比マイナス0.6%の3055万円となった。愛知県もマイナス0.5%の3270万円となり、共に2ヵ月連続で下落する結果となっている。
福岡県は、前月比プラス0.3%の3137万円をマークし、反転上昇を達成。ただし、前年同月比は0.5%のマイナスとなった。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 11月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku202011.pdf