平均価格を算出し、その推移を考察
株式会社東京カンテイは、2020年12月7日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の同年11月版を発表した。
同リリースは、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅から徒歩30分」といった条件を満たす中古木造物件を対象として平均価格を算出し、その推移を考察するというもの。同社はこのリリースを、毎月発表している。
一気に下落基調を示した首都圏
今回の発表によると、2020年11月の首都圏における中古一戸建て住宅価格は、3034万円となった。前月比はマイナス4.8%となり、4ヵ月ぶりの反転下落を示している。
都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス5.7%の4669万円、神奈川県もマイナス4.0%の3162万円となり、共に3ヵ月ぶりに下落へ転じた。千葉県もマイナス0.8%の2290万円となり、下落へ反転。一方、埼玉県はプラス0.6%の2535万円となり、2ヵ月連続の上昇を果たしている。
同社は、同年10月は明らかな上昇傾向を示した首都圏が、一気に下落基調を示したことに注目。また、価格水準が長期的な下落傾向に戻った点も指摘している。
3ヵ月ぶりに下落へ転じた近畿圏・中部圏
2020年11月の近畿圏における中古一戸建て住宅価格は、2504万円となった。前月比はマイナス2.5%となり、3ヵ月ぶりに下落へ転じている。
中部圏は、前月比マイナス3.1%の2256万円となり、3ヵ月ぶりに下落へ反転。愛知県も、マイナス4.1%の2742万円となり、やはり反転下落を示した。
福岡県は、前月比マイナス1.0%の2133万円となり、4ヵ月ぶりに反転下落。しかし前年同月比は、プラス3.9%となっている。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 11月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatecyuko202011.pdf