貸家の着工戸数、2か月連続で減少-東京都

東京都は12月4日、2020年10月における「新設住宅着工統計」を発表した。

統計によると、10月に都内で新設された住宅着工戸数は1万276戸だった。前年同月比では持家、貸家、分譲住宅の全てが減少し、全体で14.7％ダウン。3か月振りに、前年同月を下回る結果となった。

利用関係別では、持ち家の着工戸数が1339戸。前年同月比で2.5％減となり、7か月連続で減少している。

貸家の着工戸数は5028戸だった。前年同月比12.7％減で、2か月連続での減少となった。

分譲住宅の着工戸数は3767戸。前年同月比22.9％減で、2か月振りに減少へと転じた。分譲住宅の内訳をみると、マンションが前年同月比30.9％減の2336戸となり、2か月振りの減少。一戸建ては、前年同月比7.1％減の1370戸で、4か月連続で減少している。

地域別の住宅着工戸数をみると、都心3区（千代田区・中央区・港区）は503戸だった。前年同月比63.7％の大幅減となり、2か月振りに減少へと転じた。

都心10区（千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・台東区・墨田区・江東区・渋谷区・豊島区）の着工戸数は2492戸。前年同月比35.9％減で、こちらも2か月振りの減少となった。

東京23区部全体の住宅着工戸数は、前年同月比16.1％減の8239戸。2か月連続で減少している。

市部は2013戸。前年同月比8.3％減と、2か月振りのマイナスとなった。




東京都のプレスリリース
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