条件を満たす中古木造物件を集計・算出
株式会社東京カンテイは、2021年1月12日、2020年12月の主要都市圏・主要都市における中古木造一戸建て住宅平均価格を発表した。
ここでの「価格」は、敷地面積が100~300平米で最寄り駅から徒歩30分以内といった条件を満たす中古木造物件を対象として集計・算出されたもの。同社はこの「価格」を毎月発表すると共に、その推移も考察している。
下落基調であった首都圏、一気に上昇基調へ転じる
同社の発表によると、2020年12月の首都圏における中古一戸建て住宅価格は、3284万円となった。前月比ではプラス8.2%となり、大幅な反転上昇を果たしている。
都県別に見た場合、東京都は前月比11.9%ものプラスとなる5223万円をマークし、上昇へ転じた。神奈川県のプラス2.7%の3248万円、千葉県もやはりプラス1.9%の2334万円となり、共に反転上昇を達成。埼玉県は、マイナス2.1%の2481万円で、3ヵ月ぶりの下落となっている。
同社は、同年11月は全面的に下落基調であった首都圏が、一気に上昇基調へ転じたことに注目。しかし同時に、東京都の大幅な上昇については、港区・新宿区に高額な事例が発生したためとも考察している。
福岡県、前年同月比がプラス13.5%
2020年12月の近畿圏における中古一戸建て住宅価格は、2545万円となった。前月比ではプラス1.6%となり、上昇へ転じている。
中部圏は、プラス9.4%となる2468万円をマークし、反転上昇を達成。愛知県も、プラス10.0%の3015万円となり、やはり反転上昇を果たした。
福岡県も、プラス1.5%の2166万円となり、上昇へ転じている。前年同月比についてはプラス13.5%となり、大幅に前年価格を上回った。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 12月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatecyuko202012.pdf