中古マンション成約件数は3か月ぶりのマイナス
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は1月15日、「月例速報 Market Watch サマリーレポート(2020年12月度)」を発表した。
レポートによると12月の首都圏における中古マンションの成約件数は、前年同月比9.9%減の2,533件。3か月ぶりに前年同月比を下回った。
地域別の成約件数は、「神奈川県他」以外の各地域が前年同月比でマイナス。なかでも「東京都区部」と「多摩」、「千葉県」は2ケタ減を示している。
成約平米単価は前年同月比4.8%上昇の57万5,300円。成約価格は5.3%上昇の3,739万円となり、7か月連続で前年同月を上回った。
地域別の成約平米単価も、すべての地域が前年同月比でプラス。「東京都区部」と「多摩」は8か月連続、「横浜・川崎市」と「埼玉県」は7か月連続で前年同月を上回った。
中古戸建住宅の成約価格は2ケタ上昇
12月における中古戸建住宅の成約件数は、前年同月比9.3%増の1,092件。6か月連続でのプラスとなった。
地域別では「多摩」以外の地域が前年同月を上回り、「千葉県」は7か月連続、「横浜・川崎市」と「埼玉県」は5か月連続で前年同月を上回った。
成約価格は、前年同月比10.7%上昇の3,448万円。2ケタの上昇を示した。
地域別の成約価格は、「多摩」以外の各地域が前年同月比で上昇し、「東京都区部」と「横浜・川崎市」が2ケタ上昇となった。
(画像は月例速報 Market Watch サマリーレポートより)
月例速報 Market Watch サマリーレポート(2020年12月度)- 公益財団法人東日本不動産流通機構
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_202012_summary.pdf