駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2021年1月5日、西武拝島線の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2020年6月から8月までの3ヵ月間に実施されている。
個別事例の影響を受けやすい萩山駅
西武拝島線全線(小平駅~拝島駅)における中古マンションの平均坪単価は、94万円となった。1年前と比較した場合、割合で4.8%、価格で5万円下落している。事例数は前年より105件減って462件となり、平均築年数は23.9年から24.7年へ伸張した。
同路線において今回最高値をマークしたのは、117万円の萩山駅。同駅エリアは今期、築年数が浅いファミリー向け事例の影響によって上昇に転じたと、同社は考察。同時に、事例数が20件未満と少ないエリアであるため、個別事例の影響を受けやすい点も指摘している。
2年前の水準にまでほぼ回復した東大和市駅
反転上昇を達成した駅として同社は、東大和市駅に注目。同駅エリアは、同路線では最多となる121件という事例数を誇っており、2年前の水準にまでほぼ回復を果たした。
一方、事例数が減少した小平駅は、平均築年数こそわずかに若返ったものの下落を示した。以前から下落基調が続く拝島駅も、今期は約8%と大幅に下落。前期は横ばいであった武蔵砂川駅と、前期は下落となった西武立川は、共に微増となっている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/西武拝島線 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/829