中古マンション価格は33期連続で上昇し3,712万円
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は1月22日、「季報 Market Watch サマリーレポート(2020年10月~12月期)」を発表した。
レポートによると10月~12月の首都圏における中古マンションの成約件数は、前年同期比11.8%増の9,789件。2ケタ増となり、10~12月期としては1990年5月の東日本レインズ発足以降、過去最高を記録した。
地域別では、全エリアが増加。「横浜・川崎市」、「神奈川県他」、「埼玉県」は前年比で 10~20%台の増加を示している。
成約平米単価は同4.1%上昇の56万7,300円となり、2期連続で前年同期を上回った。成約価格は同5.4%上昇の3,712万円となり、33期連続で上昇が続いている。
地域別の成約平米単価は、「神奈川県他」を除く各エリアが上昇した。「東京都区部」は32期連続、「多摩」は5期連続での上昇となった。
中古戸建住宅の価格は2期連続で上昇3,256万円
10月~12月の首都圏における中古戸建住宅の成約件数は、3,711件。前年同期比24.5%プラスの大幅増となり、10~12月期としては 1990年5月の東日本レインズ発足以降、過去最高を記録した。
地域別では、すべての地域が2期連続で増加。前年比では「横浜・川崎市」と「神奈川県他」が30%台、「東京都区部」と「千葉県」が20%台、「多摩」と「埼玉県」が10%台の増加となった。
成約価格は、同4.5%上昇の3,256万円。2期連続で前年同期を上回った。
地域別の成約価格は、前年比で「多摩」と「埼玉県」を除く各地域が上昇。「東京都区部」は前年比11.0%の2ケタ上昇を示した。
(画像は「季報 Market Watch サマリーレポート(2020年10月~12月期)」より)
季報 Market Watch サマリーレポート(2020年10月~12月期)- 公益財団法人東日本不動産流通機構
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_202010-12.pdf