上昇傾向は「晴」、下降傾向は「雨」で表示
株式会社東京カンテイは、2021年1月25日、2020年12月度の『中古マンション価格天気図』を発表した。
この「天気図」は、全国の中古マンション(ファミリータイプ)流通事例価格を毎月集計し、その価格変動を天気マークで表示したもの。価格の上昇傾向は「晴」で、下降傾向は「雨」といった形で、表示は行われている。
「晴」は14地域のまま、「雨」も5地域のまま
今回発表された『中古マンション価格天気図』によると、2020年12月は「晴」が14地域のまま、「雨」は5地域のままとなり、共に横ばいを示す結果となった。一方、「曇」は10地域から14地域へと増加。「小雨」は4地域から2地域に、「薄日」も14地域から12地域に、揃って減少している。
同月において天候が改善した地域数は、9地域から10地域へと増加した。その一方で、横ばいを示した地域数は28地域から27地域に減少し、悪化した地域数は10地域のまま変化していない。前月比価格が下落した地域数は、全国47都道府県のうち19地域から22地域に増加している。
首都圏と近畿圏の広範囲で「好天」が続く
今回の「天気図」において同社は、三大都市圏で価格の上昇傾向が見られた点に注目。2020年11月からこの傾向は生じていたが、首都圏と近畿圏の広範囲で「好天」が続いたため、同年12月にも上昇傾向が維持されたと考察している。
一方で同社は、関東・信越・四国地方では価格が下落傾向を示している点も指摘。栃木県・長野県・香川県・高知県などにおける「天候」悪化の動きにも、注目している。
(画像はプレスリリースより)
2020年12月度 中古マンション価格天気図 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/WR2020012%20.pdf