IT企業を傘下に収めグループ力を強化
シノケングループは2月26日、コンピュータシステムを完全子会社化したと発表した。同グループ傘下のシノケンオフィスサービスが、同日付で全株式を取得した。
コンピュータシステムはソフトウェアの開発全般、技術者教育、SES(システムエンジニアリングサービス)事業などを手がけ、IT分野における豊富な実績とノウハウを誇る。
DX推進で競争力を獲得し経営地盤を強化
シノケンは「REaaS(不動産のサービス化)で人々や社会の課題を解決する」をミッションに掲げ、同社グループのビジョンである“
世代を超え、国境を超えたサービスを提供し「世界中のあらゆる世代のライフサポートカンパニー」”の実現を目指している。
現在、ビジョン実現のために不動産事業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を強力を推し進めているところだ。
具体的には国土交通省による「ITを活用した重要事項説明に係る社会実験」への参加、デジタルIDによる安全かつ効率的な不動産取引を実現する「トラストDXプラットフォーム」の推進、各種アプリによるサービスの電子化、基幹システムの刷新などに取り組んでいる。
今回、新たにコンピュータシステムがグループに加わったことによって、さらなるDX化の加速が期待される。
今後コンピュータシステムは、基幹系システムの刷新と次世代システムの開発を支援。同時に、現在特に注力しているREaaS Technologiesなどとの共同事業「トラストDXプラットフォーム開発プロジェクト」や、各種アプリ開発の支援による強化も図る。
またコンピュータシステムは“技術者教育”と“SES事業”を強みとすることから、同社グループ内での継続的なエンジニアの育成・獲得も可能となる。
これによって不動産テック分野全般における強化が実現し、極めて高い競争力が確保されたといえる。今後はより強化されたグループシナジーを活用し、REaaSの早期実現を目指す方針だ。
(画像はプレスリリースより)
株式会社シノケングループのプレスリリース
https://www.shinoken.co.jp/