駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2021年3月23日、東武野田線・大宮駅~江戸川台駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社データベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2020年9月から11月までの3ヵ月間に実施されている。
上昇は見られない大宮駅、2位に転落
今回の発表によると、東武野田線の大宮駅~江戸川台駅間において中古マンションの平均坪単価が最高値をマークしたのは、135万円の北大宮駅となった。一方、前期・前々期においてトップだった大宮駅は、4%の下落となる130万円を示し、2位に転落している。
同区間について同社は、下落駅が前期より増加した点に注目。大宮駅についても、近年「住みたい街」として注目を集めながらも平均坪単価の上昇は見られないと考察している。また、事例数が200件以上で推移している春日部駅についても、築古化が加速して下落基調となっている点を指摘している。
前々期より堅調な推移を示した岩槻駅
一方、上昇が拡大した駅エリアとして同社は、岩槻駅に注目。同駅エリアは、前々期より堅調な推移を示しており、今期は平均坪単価が75万円をマークするに至った。
なお、東武野田線全線(大宮駅~船橋駅)の平均坪単価は、106万円となった。前年と比較すると、割合で4.4%、価格で4万円の上昇を果たしている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/東武野田線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/865