持家と分譲住宅が増加
国土交通省は7月31日、2019年6月分の住宅着工の動向についてとりまとめた「住宅着工統計」を公表した。
統計によると6月に新設された住宅の着工戸数は、8万1541戸。貸家は減少したものの、持家と分譲住宅が増加したため前年同月比で0.3%の増加。3か月ぶりに増加へと転じた。なお季節調整済年率換算値では、前月比2.4%増の92.2万戸。こちらも3か月ぶりの増加となった
持家は9か月連続で増加
6月の住宅着工戸数を利用関係別にみると、持家の着工戸数が前年同月比12.9%の増加の2万8394戸。9か月連続で増加している。
貸家の着工戸数は前年同月比12.2%の減少の3万645戸ととなり、10か月連続で減少している。民間資金による貸家が前年同月比10.4%減で、25か月連続の減少。公的資金も27.1%減となり、先月の増加から再びの減少となった。
分譲住宅の着工戸数は前年同月比7.8%の増加の2万1870戸で、3か月振りの増加。このうちマンションは4.2%増の8597戸、3か月ぶりの増加。分譲一戸建住宅の着工戸数も前年同月比10.0%増の1万3096戸となり、先月の減少から再び増加へと転じた。
(画像はプレスリリースより)
国土交通省のプレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001301060.pdf