調査開始以来、4番目の投資額
CBREは8月15日、2019年第2四半期の投資市場動向を発表した。
なお取引額の数値は、10億円以上の取り引きを対象としたものである。ただし、土地取り引きとJ-REITのIPO時の取得物件は除外されている。
投資市場動向によると、日本おける2019年第2四半期の投資額は、前年同期比60%増の8610億円だった。
第2四半期の実績では2005年の調査開始以来、4番目に大きい水準となった。また、投資主体別の投資額においても、全ての投資主体が前年同期を上回っている。
買い主の投資意欲は盛んで、主な取り引きの中には、売り主の希望に近い価格で契約が成立したと思われる案件も目につき、依然として売り主の姿勢は強気である。
東京の期待利回りは過去最低
併せて、2019年7月時点の「不動産投資に関するアンケート-期待利回り」の調査結果も発表された。
これによると、東京の期待利回り(NOIベース)の平均値は、全てのアセットタイプで低下し、調査開始以来の最低値を記録している。
また、大阪、札幌、仙台、広島、福岡の5都市のオフィス期待利回りも、過去最低となった。
(画像はプレスリリースより)
シービーアールイー株式会社のプレスリリース
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