月額賃料の坪単価は3万9369円
ジョーンズ ラング ラサール(JLL)は8月7日、2019年7月末時点の「東京Aグレードオフィス空室率・賃料」を発表した。
これによると7月時点における、東京Aグレードオフィスの空室率は0.7%だった。前月比で0.1ポイントの低下、前年同月比では1.2ポイント低下となり、2か月連続で1%を下回る水準となった。
オフィスの供給が減少するなか、需要は将来の供給予定物件をも吸収しており、予約契約率は2021年まで高い水準を維持する見込みだ。
月額の平均賃料は、坪当たり3万9369円(共益費込)。前月比で0.3%上昇、前年同期比では5.5%の上昇を示し、4か月連続で年間上昇率が5%を上回っている。
7月期は渋谷と新宿を含むサブマーケットが、上昇をけん引する結果となった。
東京Aグレードオフィス・東京Bグレードオフィスとは
JLLが示す東京Aグレードオフィスとは、東京の中心業務地区である千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区において、1990年以降に完成した、延床面積3万平米以上、基準階面積1000平米以上の新耐震基準に適合したもの。
JLLでは毎月、「東京Aグレードのオフィスの空室率及び賃料」の動向を発表している。また、「東京Bグレードのオフィスの空室率及び賃料」についても、四半期ごとに発表している。
東京Bグレードのオフィスは、千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区において、1982年以降に完成した、延床面積5000平米以上、基準階面積300平米以上の新耐震基準に適合したものを示す。
ジョーンズ ラング ラサール株式会社のプレスリリース
https://www.joneslanglasalle.co.jp/