平均坪単価として算出された「価格」
株式会社東京カンテイは、2019年8月27日、JR山手線の新橋駅~新大久保駅間における駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社データベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格から、駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。「現状価格」の集計は、2019年5月から7月までの3ヵ月間に実施されている。
上昇の駅が目立つ新橋駅~新大久保駅間
JR山手線の新橋駅~新大久保駅間において、中古マンション価格が最高値をマークしたのは、原宿駅の449万円だった。同駅エリアは、前年の482万円と比較すると反動減を示したものの、高水準の平均坪単価を維持した形となっている。
同区間において東京カンテイは、品川駅の堅調ぶりに注目。同駅エリアは、比較的築浅で広めのファミリータイプの案件が多い。また同駅と田町駅の間では新駅・高輪ゲートウェイ駅の設置工事が進行しており、駅周辺の再開発にも注目が集まっている点も、指摘している。
同区間の総評として東京カンテイは、上昇の駅が目立つと評価。下落を示した原宿駅と新大久保駅についても、前期の大幅上昇による反動減であると考察している。
JR山手線全線の平均価格は、320万円
なお、JR山手線全線(品川駅~品川駅と回る環状線)における中古マンション価格の平均価格は、320万円となった。前年度と比較すると、価格で13万円、割合で4.2%上昇している。事例数は、前年より311件増えて6640件をマーク。平均築年数は24.4年から24.9年となり、平均専有面積は52.22平米から52.01平米となっている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR山手線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/636