行政区単位に集計・算出し、70平米に換算
株式会社東京カンテイは、2019年8月22日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移』の2019年7月版を発表した。
同リリースにおける「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格を行政区単位に集計・算出し、70平米に換算されたもの。
僅かに持ち直した首都圏
同リリースによると、2019年7月の首都圏における中古マンション価格は、3684万円となった。前月比ではプラス0.3%となり、僅かに持ち直す形となった点に、東京カンテイは注目。しかし同時に、同年5月の水準を上回るまでには至っていない点も、指摘している。
首都圏を都県別で見た場合、東京都は前月比プラス2.2%の5004万円となり、再び上昇をマーク。千葉県も、プラス1.0%の2060万円となり、2ヵ月ぶりの上昇を果たした。しかしその一方で、神奈川県はマイナス2.5%の2837万円、埼玉県はマイナス1.6%の2266万円と、価格水準を共に下げている。
主要エリアが強含んだ近畿圏
2019年7月の近畿圏における中古マンション価格は、2355万円となった。前月比ではプラス1.4%となり、3ヵ月連続の上昇を達成している。府県別に見ると、大阪府が緩やかな上昇傾向を示すと共に、兵庫県も上昇率が拡大。主要エリアが強含んだことで、圏全体の上昇が牽引される形となった。
中部圏は、前月比プラス0.3%の1938万円をマーク。愛知県は逆に、マイナス0.2%の2094万円の下落傾向を示した。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移 7月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/c201907.pdf