月額募集賃料をエリアごとに集計
株式会社東京カンテイは、2019年9月17日、『三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移』の2019年8月版を発表した。
ここでの「賃料」は、同社データベースに登録された分譲マンション(ファミリータイプ)の月額募集賃料をエリアごとに集計し、平米単位に換算して算出されたもの。同社はこの賃料推移を、毎月発表している。
東京都以外は下落が目立つ首都圏
2019年8月における首都圏の分譲マンション賃料は、2952円/平米となった。前月比ではプラス0.6%となり、上昇を維持する結果となっている。
賃料を都県別で見ると、東京都は前月比プラス0.5%の3526円/平米となり、3ヵ月連続の上昇を達成。しかし、神奈川県はマイナス0.3%の2150円/平米、埼玉県もマイナス0.3%の1671円/平米となり、共に下落。千葉県も、マイナス1.3%の1,593円/平米となり、7ヵ月ぶりに1600円を割り込んだ。
この結果について東京カンテイは、首都圏全体の賃料上昇は東京都によって牽引されたものと考察。また千葉県については、2018年10月より30円高い水準を示したことも指摘している。
正味トレンド自体は堅調な近畿圏
2019年8月における近畿圏の分譲マンション賃料は、1881円/平米となっている。前月比ではマイナス1.3%となり、3ヵ月ぶりに下落を示した。しかし東京カンテイは、正味トレンド自体は堅調さを保っていると分析している。
中部圏は、前月比マイナス2.2%の1718円/平米となった。愛知県も、マイナス2.2%の1762円/平米をマーク。こちらは、正味トレンドに弱さが見られ始めていると、同社は考察している。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移 8月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/rent/640