主要都市圏・主要都市別に価格を算出
株式会社東京カンテイは、2019年10月10日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』2019年9月版を発表した。
同リリースにおける「平均価格」は、敷地面積が100~300平米かつ最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内といった条件を満たす中古木造物件を対象として、算出されている。
価格下落傾向が継続している首都圏
2019年9月の首都圏における中古一戸建て住宅価格は、3181万円となった。前月比ではマイナス2.7%となり、2ヵ月連続の下落を示している。
都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス6.5%の4915万円となり、下落へ転じた。神奈川県もマイナス0.7%の3530万円となり、2ヵ月連続で下落。埼玉県もやはりマイナス1.6%の2308万円となり、連続で下落した形となっている。千葉県だけは、プラス1.9%の2156万円を示し、上昇へ転じた。
首都圏の動きについて東京カンテイは、8月から連続で下落していることを指摘。また、長期トレンドを見ても価格下落傾向が継続していると、考察している。
前年同月比がプラス8.3%に達した福岡県
近畿圏における中古一戸建て住宅価格は、2588万円となった。前月比はプラス1.0%となり、2ヵ月連続で上昇を果たしている。府県別に見ると、兵庫県がプラス5.5%の上昇をマーク。圏全体の価格も、上昇基調が続いている。
中部圏は、前月比マイナス1.2%の2219万円となり、下落へ転じた。愛知県も、マイナス2.8%の2651万円となり、2ヵ月連続で下落している。
福岡県は、プラス2.5%の2086万円となり、2ヵ月連続の上昇をマーク。また、前年同月比もプラス8.3%となっている。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 9月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatecyuko201909.pdf