敷地面積50~100平米の新築木造物件が対象
株式会社東京カンテイは、2019年12月9日、『主要都市圏・主要都市別/新築小規模木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の2019年11月版を発表した。
ここでの「価格」は、敷地面積が50~100平米かつ最寄り駅から徒歩30分以内といった条件を満たす新築木造物件を対象として算出されている。
強含んでいるのは、神奈川県と埼玉県のみ
発表によると、2019年11月の首都圏における新築小規模木造一戸建て住宅の平均価格は4520万円となった。前月比はプラス1.0%となり、上昇へ転じている。
都県別に見た場合、東京都は前月比プラス1.5%の5296万円となり、反転上昇をマーク。神奈川県はプラス3.3%の4130万円、埼玉県もプラス2.5%の3813万円なり、共に2ヵ月連続の上昇を果たした。一方、千葉県はマイナス6.3%の3867万円となり、大幅な反転下落を示している。
この結果について東京カンテイは、東京都の上昇ぶりに注目しつつも、9月の水準には回復していない点を指摘。強含んでいるのは、神奈川県と埼玉県のみと考察している。
大阪府と兵庫県が反転下落を示した
2019年11月の近畿圏における新築小規模木造一戸建て住宅の平均価格は、3303万円となった。前月比はマイナス1.5%となり、下落へ転じている。府県別に見ても、大阪府と兵庫県が反転下落を示し、弱含みに転じる動きが見られた。
中部圏は、プラス0.5%の3802万円となり、2ヵ月連続の上昇を達成。愛知県も、プラス0.7%の3846万円となり、やはり2ヵ月連続で上昇している。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/新築小規模木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 11月 - 株式会社東京カンテイ
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