売り希望価格を行政区単位に集計
株式会社東京カンテイは、2019年12月23日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移』の2019年11月版を発表した。
ここでの「価格」は、同社データベースに登録された中古マンションの売り希望価格を行政区単位に集計・算出した上で、70平米に換算したもの。同社は同リリースを、毎月発表している。
9月の水準へ回復できない首都圏
2019年11月の首都圏における中古マンション価格は、3697万円となった。前月比はプラス0.4%となり、再び上昇を示している。しかし、前年同月比はマイナスに転じており、同年9月の水準への回復は果たせていない。
都県別で見た場合、東京都は前月比マイナス0.3%の5006万円となり、引き続き弱含んだ。埼玉県もマイナス1.7%の2259万円となり、4ヵ月ぶりに下落へ転じている。神奈川県は、前月比が横ばいの2854万円をマークしたが、前年同月比はマイナス。千葉県はプラス0.4%の2073万円となり、小幅ながら上昇を維持した。
小幅ながら上値の更新が続く近畿圏
2019年11月の近畿圏における中古マンション価格は、2378万円となった。主要エリアが揃って上昇したため、前月比はプラス0.4%となり、小幅ながら上値の更新が続けている。
中部圏は、前月比マイナス0.1%の1923万円となり、弱含む結果となった。一方、愛知県はプラス1.0%の2103万円をマークし、前月からやや持ち直しを果たしている。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移 11月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/c201911.pdf