2019年における動向をまとめたもの
株式会社東京カンテイは、2020年1月23日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格推移』の2019年・年間版を発表した。
同リリースは、同社が毎月発表している『三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移』の2019年における動向をまとめたもの。
都の動きが首都圏全体の価格水準を押し上げる
同リリースによると、2019年を通した首都圏における中古マンション平均70平米価格は、3709万円となった。前年度と比較すると、割合では2.0%、金額では71万円のプラスを果たし、上昇傾向を維持している。
都県別に見ると、牽引役となる東京都が5003万円にまで上昇。東京23区は、近年まで頭打ち感が強まっていたが、新築供給の絞り込みや価格高騰を受けて購入ニーズを喚起し、上昇傾向を強めた。神奈川県や埼玉県では減速感も見られたものの、都の動きが首都圏全体の価格水準を押し上げる形となっている。
大阪市、東京23区を上回る幅の価格上昇
2019年の近畿圏における中古マンション平均70平米価格は、2330万円となった。同圏では、観光産業の好調ぶりや投資マネーの流入により、大阪市が東京23区を上回る幅の価格上昇を2年連続で達成。圏全体も、大幅に上昇させている。
中部圏の平均70平米価格は、1938万円となった。名古屋市中心部の再開発による実需や投資ニーズの高まりを受け、上昇傾向を維持する結果となっている。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格推移(19年・年間版) - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/c2019.pdf