売り希望価格から、平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2020年2月11日、JR横浜線(東神奈川駅~八王子駅)の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格から、平均坪単価として算出されたもの。「現状価格」の集計は、2019年10月から12月までの3ヵ月間に行われている。
最高値をマークしたのは、東神奈川駅
JR横浜線全線における中古マンションの平均価格は、128万円となった。前年度と比較して、価格で2万円、割合で1.9%の上昇を果たしている。
同区間で今回最高値をマークしたのは、東神奈川駅の201万円。同駅は、前年および前々年から下落を続けているが、今年度も同区間で唯一の200万円台を維持する結果となった。
好調ぶりを示したエリアとして、東京カンテイは長津田駅と八王子駅に注目。長津田駅は平均専有面積の拡大で、八王子駅は築年の若返りで、それぞれ大幅な上昇を果たしている。
菊名駅が反転上昇を果たした
一方、前期には2桁上昇を達成した橋本駅が、事例数こそ300件超を維持したものの横ばいを示した。また、総戸数約420戸のタワーマンションや商業施設の再開発計画が進む中山駅も、結果としては横ばいとなっている。
反転上昇を果たした駅としては、菊名駅が挙げられる。築浅物件の割合が増加した同駅エリアは、平均坪単価は153万円となり、5.5%の上昇へ転じた。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR横浜線 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/701