平米単価に換算した上でその推移を考察
株式会社東京カンテイは、2020年3月17日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移』の2020年2月版を発表した。
同リリースでは、同社データベースに登録された分譲マンション(ファミリータイプ)の月額募集賃料を行政区単位に集計・算出し、平米単価に換算した上でその推移を考察している。
上昇を維持した東京都で事例シェアが拡大
2020年2月の首都圏における分譲マンション賃料は、2978円/平米となった。前月比ではプラス3.6%となり、直近1年間での最高値を更新している。
都県別で見た場合、東京都は前月比プラス2.1%の3591円/平米をマーク。また周辺3県においても、神奈川県がプラス4.2%の2176円/平米、千葉県もプラス4.0%の1657円/平米と、比較的大きな上昇を達成した。
首都圏の動きについて東京カンテイは、上昇を維持した東京都で事例シェアが拡大し、圏全体が強含む結果になったと考察。また、周辺3県でも平均築年数が若返っている点を指摘している。
5ヵ月ぶりに上昇へ転じた近畿圏
2020年2月の近畿圏における分譲マンション賃料は、1867円/平米となった。前月比はプラス0.6%となり、5ヵ月ぶりに上昇へ転じている。府県別に見ると、大阪府はプラス1.8%、兵庫県もプラス0.5%の上昇をマークした。
中部圏は、前月比プラス3.7%となる1762円/平米となった。愛知県もプラス3.8%の1820円/平米となり、共に大幅な上昇を達成している。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移 2月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/T202002.pdf