駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2020年5月5日、京急本線・泉岳寺駅~京急川崎駅間における駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社データベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。「現状価格」の集計は、2019年10月から12月までの3ヵ月間に実施されている。
築年数が浅く事例数も多い品川駅
京急本線の泉岳寺駅~京急川崎駅間において中古マンション価格が最高値をマークしたのは、359万円の品川駅となった。同駅エリアは、今期も3%台という堅調な上昇ぶりを示しており、2年前と比較すると35万円の上昇を達成。近隣駅より築年数も浅く、事例数が400件超で推移しているという特徴も持つ。
一方、泉岳寺駅は334万円となり、下落へ転じた。同駅エリアでは築古事例が増え、前期から平均専有面積も縮小している。また、共に築年の上積みが進んでいる青物横丁駅と大森海岸駅も、下落基調を示す結果となった。
20万円の反転上昇を達成した平和島駅
上昇を示した駅として東京カンテイは、平和島駅に注目。同駅エリアは、単身者向けの事例増加がエリア全体を牽引する形で、20万円もの反転上昇を達成している。
なお、京急本線全線(泉岳寺駅~浦賀駅)における中古マンション価の平均価格は、188万円となった。前年と比較すると、割合で2.5%、金額で5万円の上昇を果たしている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/京急本線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/738