新型コロナが不動産オーナーに与えた影響とは?
オーナーズ・スタイルは6月2日、メールマガジンの会員となっている賃貸住宅のオーナーを対象に実施した、「新型コロナウイルス感染拡大が与えている影響について」の調査結果を発表した。調査期間は5月14日~5月24日。有効回答者数は458人。
これによると、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、入居者から家賃の滞納や、交渉・相談、退去の通告などが発生している割合は30.3%と3割に及ぶ。
入居者からの要請は「家賃の減免」が48.5%と最も多く、次いで「退去」35.1%、「家賃の支払い猶予」25.4%と続いた。
これらの要請を、部分的であっても受諾した大家は62.0%と6割を超えており、受諾しなかった大家は20.7%にとどまっている。また、受諾しなかった大家のうち半分以上が、入居者に「住宅確保給付金」などの支援制度の申請を勧めていることもわかった。
主な心配は空室の長期化・家賃の下落・家賃滞納
今回の調査時では影響のなかった大家のうち25.7%が、「今後は影響が出る」と考えていることも明らかになった。
現在、大家が主に心配しいている事柄は、「空室の長期化」38.1%、「家賃の下落」33.3%、「家賃滞納の増加」35.6%など。これら以外に「賃料の減免・猶予をすべきか否かの判断」31.6%、「賃料の減免や猶予をする際の注意点」32.1%といった、入居者への対応についての悩みも目立つ。
(画像はプレスリリースより)
株式会社オーナーズ・スタイルのプレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/214395大家さんに聞いた!コロナの影響・やったこと・不安なこと|アンケート結果
https://owners-style.net/article/detail/27838/