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三幸エステート「オフィスレント・インデックス」発表
三幸エステートは8月4日、「オフィスレント・インデックス2020年第2四半期」を発表しました。
ニッセイ基礎研究所と共同開発した成約賃料に基づくオフィスマーケット指標で、東京都心部のA・B・Cクラスビルの成約ベース賃料、空室率を調査し分析したデータです。
東京都心部は、東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の主要オフィス街および、周辺区オフィス集積地域(「五反田・大崎」「北品川・東品川」「湯島・本郷・後楽」「目黒区」)を指します。
またAクラスビルは、延床面積1万坪以上、1フロア面積300坪以上、築年数15年以内のビル。Bクラスビルは、1フロア面積200坪以上でAクラスに該当しないビル。Cクラスビルは、1フロア面積100坪以上200坪未満の賃貸オフィスビルのことです。
Aクラスビル賃料の3万8871円
2020年第2四半期の東京都心部における、坪当たりの成約賃料は以下の通りです。
Aクラスビル:3万8871円(前期比132円上昇)
Bクラスビル:2万1883円(同58円下落)
Cクラスビル:1万9301円(同1851円下落)
Aクラスビルの賃料は、ほぼ横ばいで推移しています。
今期は新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言を受けて、リーシング活動は停滞を余儀なくされたものの、依然として引き締まった需給バランスに変わりはありませんでした。賃料水準を見直す動きは限定的で、坪当たり4万円前後での天井感が続いています。
Bクラスビルの賃料は、小幅な下落となりました。坪当たり2万2000円前後に天井感が広がりつつあります。
Cクラスビルの賃料は、前期比1851円のマイナス。8期ぶりに下落へと転じ、上昇傾向を続けていたCクラスビル賃料にも変化の兆しが出始めています。
Aクラスビルの空室率4期連続で最低値を更新
2020年第2四半期の東京都心部における、空室率は以下の通りです。
Aクラスビル:0.6%(前期比±0)
Bクラスビル:0.7%(同0.3ポイント増)
Cクラスビル:1.1%(同0.5ポイント増)
Aクラスビルの空室率は前期から横ばいとなり、4期連続で統計開始以来の最低値を更新しました。1%を下回る水準も7期連続となり、切迫した需給バランスが続いていますが、低下傾向には歯止めがかかっています。
Bクラスビルの空室率は、4期振りで上昇しました。
Cクラスビルの空室率も、統計開始以来の最低値から4期振りに上昇へと転じました。
ピックアップニュースは以上になります。
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(画像はプレスリリースより)
三幸エステート株式会社のプレスリリース
https://www.sanko-e.co.jp/pdf/data/publish_2020-Q2_1.pdf