傘下のシノケンアセットマネジメントが運用
株式会社シノケングループは、2020年7月31日、同社傘下の株式会社シノケンアセットマネジメントが100億円規模の私募REIT運用を開始したと発表した。
シノケンアセットマネジメントは、シノケンの不動産ファンドビジネスを展開している企業。今回の私募REIT運用開始によりシノケンは、投資用賃貸住宅不動産の販売チャネルにおいて多様化を一層進めるとしている。
2020年5月にはシノケンリート投資法人も設立
シノケンは、人生100年時代を見据えた資産づくりや建設事業、また不動産ファンド事業などを幅広く展開している。近年は、住宅特化型私募REITの組成・運用開始に向けて取り組みを進めており、2019年10月には国土交通大臣より「取引一任代理等の認可」を取得。2020年5月には、シノケンリート投資法人も設立していた。
今回運用開始が発表されたのは、主として東京23区内に所在する賃貸住宅不動産を投資対象とする総額100億円規模の私募REIT。投資法人の監督官庁(関東財務局)への登録および組成の完了を受けて、同日付で運用が開始されている。
不動産セールスの拡大などを実現
今回の私募REIT運用開始によりシノケンは、投資用賃貸住宅不動産の販売において新たな販売チャネルを持つこととなった。この運用において同社は、サラリーマンや公務員といった個人向け販売において培ってきた物件開発・管理ノウハウも活用し、不動産セールスの拡大などを実現するとしている。
なお同社はこのREIT運用において、300億円程度までの資産規模拡大および東京証券取引所への上場も企図しているという。
100億円規模の私募REIT運用開始 - 株式会社シノケングループ
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