住宅着工戸数12.8%減の7万1101戸
国土交通省は7月31日、2020年6月の住宅着工の動向についてとりまとめた「住宅着工統計」を公表した。
6月に新設された住宅の着工戸数は、12.8%減の7万1101戸。12か月連続での減少となった。持家、貸家、分譲住宅の全てで減少している。なお、季節調整済年率換算値では、前月比2.1%減の79万戸である。先月の増加から再び減少へと転じた。
また、新設住宅着工床面積は前年同月比14.4%減の586万1000平米で、11か月連続で減少している。
貸家の着工戸数は13.0%減
6月の住宅着工戸数を利用関係別にみると、持家が前年同月比16.7%減の2万3650戸。11か月連続の減少だ。
貸家の着工戸数は前年同月比13.0%減の、2万6666戸。こちらは22か月連続での減少となった。
分譲住宅の着工戸数は前年同月比7.7%減の2万189戸。8か月連続で減少している。分譲住宅の内訳をみると、マンションの着工戸数が同2.0%減の8422戸で、2か月連続で減少。一戸建住宅の着工戸数は同11.0%減の1万1658戸。6か月連続で減少している。
また、三大都市圏別の住宅着工戸数は、首都圏が前年同期比5.7%減の2万4487戸、中部圏は同23.6%減の7997戸、近畿圏は、同3.0減の1万982戸である。
(画像はプレスリリースより)
国土交通省のプレスリリース
https://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000927.html