経済状況の回復度を指数で見える化
JLLは8月7日、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響で悪化した経済状況が、どの程度回復しているかを示す総合指標「JLLリカバリーインデックス」を発表した。
「リカバリーインデックス」は「ヘルス」、「金融」、「雇用」、「生産」、「需要」、「モビリティ」、「不動産」の7領域に分類されている。それぞれ2020年1月を基準(100)とし、それ以降の各月の指数をサブインデックスとして算出。その総合指数を、トータルインデックスとしてまとめたものである。
6月末時点の「不動産」回復度は51
6月末時点のトータルインデックスは、前月比22.6ポイント回復の73.3ポイントだった。
トータルポイントとは3月以降、3か月連続で悪化しており、3月は77ポイント、4月に54ポイント、5月には50.7ポイントまで落ち込んだ。しかし、6月になって73.3ポイントまで回復している。
「不動産」も3か月連続で悪化しており、3月は40ポイント、4月は48ポイント。さらに5月になると、15ポイントと大幅な落ち込となった。
しかしながら6月は、51ポイントまで回復。回復度は半分程度であるが、前月比36ポイントの上昇となった。
なお、「不動産」のインデックスは、JLLで観測している不動産売買および不動産賃貸の取り引き動向から算出したもの。
(画像はプレスリリースより)
ジョーンズ ラング ラサール株式会社のプレスリリース
https://www.joneslanglasalle.co.jp/